ショッピングモールの中に専門店として入られるお店がオープンする際にも、開店祝いとして胡蝶蘭がよく使われています。
贈り主様は、取引先や親会社や工事関係業者などが多いように思います。
冬のショッピングモール内は空調が強めに効いており、ポカポカするくらいの温度設定になっていることが多いです。そのため、同じように開店花として贈られたフラワーアレンジメントやスタンド花などは急激なスピードで劣化が進みます。せっかく贈ったお花が、数日後にはゴミとなってしまうことも多いのです。その上、冬に限らず切り花は遅かれ早かれ咲き切った花びらが散ったり満開の花の中に花粉が形成されたりと、店舗や商品、場合によってはお客様の服も汚しかねない状況になります。
その点、胡蝶蘭はとても優秀な贈り物です。同じ「花」でありながら、パラパラと散ったりする心配はありませんし花粉も出ません。胡蝶蘭は1か月ほど(環境が合えば2か月目も)かけて咲き続けます。決してすぐにゴミになったりはしませんので、贈った側も贈られたお店もとても満足できる商品だと思います。
スタンド花はやはり路面店の開店に適しているように思います。ある程度咲き進んだ即戦力のお花を使って短期的にその場をパッと華やかにする効果は他の贈り物に勝るものがあります。逆にある程度長期で飾ることを考えた場合や高度に清潔感を保つ必要がある場所に贈る場合、スタンド花は適さないと思います。その場合、やはり胡蝶蘭や観葉植物の方が断然贈り物として喜ばれるのではないかと思います。